【REBRO】IFCデータのフロア分割が思ったレベルと違う場合の対処方法
よくある問題:意図したフロアで分割できない
構造モデルのIFCデータをフロアごとに分けたいと思っても、建築側の要素を基準にすると、以下のような問題が発生することがあります。
- たとえば「2F」だけに分けたいのに、2Fの床下の梁から3Fの大梁の下までが含まれてしまう
- 要素が細かく分かれすぎていて、1ファイルにまとめるのが手間になる
対処方法:クリップ機能を使ってフロアごとに出力する
1. 構造モデル全体を平面図に出力
まず、対象となる構造モデル全体を1棟分、平面図に出力します。
2. 任意の範囲でクリップを設定
次に、クリップ機能を使用して分けたいフロア範囲を指定します。
例:1F~2F と設定します。
3. レイアウトタブから別ファイルとして保存
- 画面下部の「レイアウトタブ」を右クリック
- 「別ファイルとして保存」を選択
- 保存前に3D画面で確認し、必要な要素だけが含まれているかをチェック
- 適切なファイル名をつけて保存
まとめ
IFCデータの自動フロア分割は意図とズレることがあります。
そのような場合は、REBROのクリップ機能を使い、必要な範囲を自分で指定して保存することで、効率よく整理されたファイルが作成できます。
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