冷媒配管図面の記号表示設定ガイド
📋 概要
CAD(Computer Aided Design:コンピュータ支援設計)で冷媒配管を単線図として作成する際、分岐記号の三角マークが図面の見やすさに影響することがあります。特に縮尺が小さくなると記号が目立ちすぎる場合があるため、その調整方法をご説明します。
🔧 よくある問題と課題
問題 | 発生する状況 | 影響 |
---|---|---|
記号サイズの不適切さ | 縮尺1/150や1/200の小さな図面 | ドレン管のエルボ(曲がり部分)やチーズ(T字継手)のマークが小さくなりすぎる![]() |
記号の統一調整の困難さ | 記号サイズを一括で大きくした場合![]() |
冷媒配管の分岐記号(三角)も同時に大きくなり、図面が見づらくなる、下記の図面では分かりにくいが全体図ではかなり邪魔
|
個別設定の手間 | 記号ごとに個別に設定する場合 | 作業効率が悪く、時間がかかる |
✅ 解決方法:分岐記号の非表示設定
🎯 設定手順
- 記号の選択
対象となる冷媒配管の分岐記号(三角マーク)を選択します - プロパティの表示
選択した記号を右クリック、またはプロパティパネルを開きます。図面全体の記号を選ぶ場合は拡張を押して同じレイヤーと同じ要素タイプにチェックを入れて図面全体orカレントビューを選択すれば全部選べます - 表示設定の変更
プロパティ画面を下方向にスクロールし、「表示」という項目を探します - 非表示への切り替え
現在「表示」になっている設定を「非表示」に変更します
📊 設定変更の効果
設定前 | 設定後 |
---|---|
分岐記号(三角)が表示される ├─△─ │ ↑ 分岐を示す三角マーク |
分岐記号(三角)が非表示になる ├─── │ すっきりとした見た目 |
💡 メリット
- 図面の視認性向上:不要な記号を非表示にすることで、重要な情報に集中できます
- 作業効率アップ:一括設定により、個別調整の手間を省けます
- 図面の美観改善:すっきりとした見た目で、プロフェッショナルな図面に仕上がります
⚠️ 注意点
記号を非表示にする前に、図面の用途や社内基準を確認してください。分岐箇所の明示が必要な場合もありますので、設定変更は慎重に行うことをおすすめします。
📝 まとめ
冷媒配管図面の作成において、記号の表示・非表示設定を適切に行うことで、見やすく実用的な図面を効率よく作成できます。特に小縮尺の図面では、この設定が図面品質に大きく影響するため、ぜひ活用してください。
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