【REBRO】梁や壁のデータの無い所で配管スリーブを入れる場合のテクニック解説

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【REBRO】梁や壁のデータの無い所で配管スリーブを入れる場合のテクニック解説

📌 この記事で分かること

  • スリーブ(配管を通すための穴)の自動挿入と手動挿入の違い
  • 高さが合わない時の具体的な調整方法

1. スリーブ自動挿入の制限事項

スリーブの自動挿入機能を使用する際は、梁や壁などの躯体データの入力が必要です。

⚠️ 注意点
躯体データがない場所では、自動挿入機能は使えません。

2. 手動挿入が必要なケース

以下の場合は、手動でスリーブを挿入する必要があります:

ケース 説明 対処法
梁のフカシ部分 装飾のために追加された部分で、構造体ではない場所 手動挿入
躯体データ未入力箇所 実際は躯体壁があるが、CADデータに入力していない場所 手動挿入

3. レベル(高さ)調整の設定方法

手動挿入時に配管・ダクトと同じ高さにスリーブを配置する手順です:

📋 操作手順

スリーブコマンドを選択
CADソフトのメニューからスリーブ挿入機能を起動します

高さの指定方法を変更

ラジオボタンで「数値」から「座標」に切り替えます

基準フロアの設定

配管ダクトより取得」を選択します
これにより、配管・ダクトと同じ高さ基準が適用されます

スリーブを挿入
上記設定により、配管・ダクトと同じレベルで作図できます

image.png

4. まとめとポイント

✅ 成功のポイント

  • 躯体の有無を確認してから、自動/手動を選択
  • 手動挿入時は必ず「座標」モードに切り替える
  • 配管・ダクトとの高さ統一が重要

💡 補足情報

この設定を行うことで、配管やダクトが通る位置に正確にスリーブ(貫通穴)を配置でき、施工時のトラブルを防げます。設定は一度行えば、同じプロジェクト内で継続して使用できます。

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