竣工図作成時の外部参照による隠線問題の解決方法
📋 この記事で解決できること
CADソフトで竣工図(完成図面)を作成する際、外部参照した施工図に自動で隠線がかかってしまい、作業が見づらくなる問題を解決します。
問題の状況
困っていること:
- 竣工図(建物が完成した後の最終図面)を作成中です
- 施工図(工事用の詳細図面)を外部参照(別ファイルを下敷きとして表示)しています
- 設計図モードで単線を使って、施工図をなぞるように描いています
- 外部参照の外部参照により、自動で隠線(点線や薄い線)がかかってしまいます
- 結果として、どこまでなぞったか分かりづらくなっています
原因の説明
🔍 なぜこの問題が起きるのか?
CADソフトの「自動隠線機能」が、外部参照ファイルにも適用されているためです。この機能は通常、図面を見やすくするためのものですが、作業中は邪魔になることがあります。
解決方法
✅ 対処方法は2つあります
| 方法 | 手順 | 効果 |
|---|---|---|
| 方法1 推奨 |
1. 自動隠線の設定を開きます 2. 「外部参照ファイルを含む」のチェックを外します |
外部参照のみ隠線が解除され、作業しやすくなります |
| 方法2 | 自動隠線機能を完全にオフにします | すべての隠線が解除されます(図面全体に影響) |

用語解説
📚 専門用語の説明
- 竣工図:建物が完成した後に作成する最終的な図面
- 施工図:実際の工事で使用する詳細な図面
- 外部参照:別のCADファイルを下敷きのように表示する機能
- 隠線:見えない部分を表す点線や薄い線
- 単線:1本の線で描く簡略的な表現方法
まとめ
💡 ポイント
- 外部参照に自動隠線がかかると作業が見づらくなります
- 「外部参照ファイルを含む」のチェックを外すことで解決できます
- 作業が完了したら、必要に応じて設定を元に戻しましょう



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